パーツの選び方
PCケースの選び方
目次
ケースの見た目
ケースの見た目と予算
ケースはパーツを固定し、空気の流れや配線を整える外装です。直接CPUやGPUの性能を決める部品ではありませんが、冷却や組み立てやすさ、収まるパーツを左右します。

使うパーツが収まるケースの中から、予算に合わせて好きな見た目を選びましょう。マザーボードのサイズ、GPUの長さ、クーラーの高さ、電源の大きさへの対応と、必要な冷却を確認すれば、あとは色や形、素材などの好みで選べます。
先に好きなケースを決めて、そのケースに合うパーツを探す方法もあります。小型PCに限らず、見た目を重視して構成を考えるときに使える選び方です。
ガラスケースの注意点
強化ガラス側板は内部を見せやすい一方、重く、落下や硬い床面への接触に注意が必要です。前面までガラスで覆うケースでは、側面などに設けられた吸気口の広さが冷却性能に影響します。
パーツとの互換性
ATX・Micro-ATX対応
ケースが対応するマザーボードのサイズ規格(ATX・Micro-ATXなど)に、使う製品が含まれている必要があります。ATX対応ケースはMicro-ATXも搭載できることが多く、製品仕様と、マザーボードを支えるねじ受け(スペーサー)の位置を確認しましょう。
GPU最大長
ケースのGPU最大長は、グラフィックボードの実寸以上必要です。前面ファン、ラジエーター、HDDを固定する枠を取り付けると許容長が短くなる場合があり、完成時の構成が搭載条件になります。
GPUの厚さ
大型GPUは3スロット以上を使い、下側の拡張スロットやケースファンを覆うことがあります。カードの厚さ、マザーボード上の位置、底面との吸気間隔が使用できる空間を決めます。
CPUクーラー最大高
空冷クーラーの高さがケースの上限を超えると側板を閉じられません。メーカー値ぎりぎりではなく、ヒートパイプの先端や側板の吸音材も考えて少し余裕を持たせます。
電源最大奥行き
ケースの対応電源規格と最大奥行きが、搭載できる電源ユニットを決めます。電源本体が収まっても、取り外せるケーブルを電源へ挿す空間や、近くのHDDを固定する枠との間隔が必要です。
ケースの冷却と空気の流れ
ラジエーター対応
簡易水冷には、120・240・280・360mmなどの対応サイズと取り付け位置があります。ラジエーターとファンを合わせた厚さが、メモリ、マザーボード、GPUへ干渉しない空間も必要です。
ケースファン
ケースごとにファンの搭載可能数、対応サイズ、標準付属数が異なります。追加ファンには、マザーボードのファン端子、分岐ケーブルまたはファンハブと、対応する回転数制御方式が必要です。
エアフロー
基本は前面や底面から吸気し、背面や上面から排気します。吸気口が広く、パーツの前を空気が通り、フィルターを掃除しやすいケースは温度を管理しやすくなります。

ドライブの取り付けと前面端子
2.5インチ・3.5インチベイ
SATA SSDやHDDを使う台数分の取り付け場所(ベイ)が必要です。取り外せる固定枠はGPUや電源の空間を広げられる一方、外した後はその分だけ固定できるドライブ数が減ります。
前面USB・ファン・照明の接続
ケース前面のUSBと音声端子は、マザーボードの内部端子(ヘッダー)へ接続します。USB Type-Cの有無だけでなく、対応する内部端子がマザーボードにもあるかを確認します。
ファンの回転用端子と照明用端子は別です。一般的な5V・3ピンのARGBと12V・4ピンのRGBは互換ではありません。独自コントローラーを使う製品もあるため、付属ハブと配線方法を確認します。
配線と手入れのしやすさ
裏配線スペース
マザーボード裏の空間が広く、固定ポイントとケーブル穴が適切にあると配線しやすくなります。太い24ピンやGPUケーブルを通しても側板を無理なく閉じられる厚みが必要です。

ケースを選んで、構成を作る
好きな見た目と、パーツの収まりを比較。
参考資料
画像の出典とライセンス
- パーツを取り付ける前の白いケース。内部の空間と取り付け位置もケース選びのポイントです。撮影・制作:Andrey Matveev / Pexels License / 公式配布画像をリサイズ・WebP変換。表示時に中央を横長にトリミング。
- ケースファンの例。空気の通り道とファンの配置が冷却に関わります。撮影・制作:Arturo Añez. / Pexels License / 公式配布画像をリサイズ・WebP変換。表示時に中央を横長にトリミング。
- マザーボード裏側の配線例。側板との間隔、ケーブル固定位置、電源周辺の空間が配線のしやすさを左右します。撮影・制作:Bretwa / CC BY-SA 4.0 / 記事レイアウトに合わせてリサイズ、WebP変換。