自作PC NAVIパーツの選び方

パーツの選び方

CPUクーラーの選び方

最終更新 2026年10月3日

目次

空冷と水冷の違い

CPUクーラーの役割

CPUクーラーはCPUの熱を受け取り、熱を逃がす金属板(フィン)や、水冷の放熱器(ラジエーター)から空気中へ逃がします。冷却が不足すると温度を抑えるため性能が下がることがあり、CPUに合う能力が必要です。

簡易水冷の水冷ヘッドと4本のメモリ、GPUが見えるPC内部
メモリと簡易水冷を搭載したPC内部。使用枚数や取り付け位置は構成によって異なります。Photo: Ivelin Donchev / Pexels License

空冷と簡易水冷と本格水冷

空冷は構造が単純で扱いやすく、簡易水冷はラジエーターへ熱を移してCPU周辺をすっきりさせやすい方式です。本格水冷は自由度が高い一方、設計、組み立て、点検の知識が必要です。

マザーボードのCPUへ取り付けられた簡易水冷クーラーのポンプヘッド
簡易水冷CPUクーラーの例。ポンプヘッドに加え、ケースへラジエーターとファンを固定します。Photo: Chi Ho Chan from Hong Kong / CC BY 2.0

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冷却方式の違い
方式特徴寸法の確認
空冷構造がシンプル高さ・メモリとの間隔
簡易水冷ラジエーターで放熱サイズ・厚さ・設置場所
本格水冷配管を設計する配管・タンクの空間

CPUへの対応と冷却性能

CPUソケット対応

クーラーの取り付け金具がCPUソケットに対応している必要があります。同じクーラー名でも販売時期で付属金具が違う場合があり、箱やメーカーの対応表に使用できるソケットが記載されています。

冷却性能

CPUの基準となる電力だけでなく、高負荷時の最大電力と使用時間によって必要な冷却性能が変わります。ゲーム中心と長時間の3D映像の生成では必要な余裕が異なり、同じCPUでの温度と騒音の実測が参考になります。

クーラーの対応TDP

対応TDPは、クーラーの冷却能力を示すために使われる表記です。ただし、メーカー間で共通の測定条件とは限らず、CPU側のTDPとも同じ意味とは限りません。

数字の大小だけで選ばず、メーカーのCPU対応表と、同じCPUを冷やした温度・騒音の実測を確認します。すべてのコアを長時間使う作業では、ゲーム中心の構成より冷却の余裕が必要になる場合があります。

クーラーの寸法と周囲の空間

クーラーの高さ

タワー型空冷は製品仕様の全高がケースのCPUクーラー上限以下である必要があります。メモリとの干渉を避けてファン位置を上げると、その分を含む全高も増えます。

ラジエーターのサイズと厚さ

簡易水冷の240mm・360mmなどは、組み合わせるファン列に基づくサイズ表記です。熱を逃がす部品(ラジエーター)本体の実際の寸法はそれより大きく、ファンを重ねた厚さも必要になります。

ケースの対応サイズだけでなく、取り付け位置の長さ・厚さを確認します。上面ならメモリやマザーボードのヒートシンク、前面ならGPUに当たらないかが重要です。

メモリとの干渉

大型空冷クーラーはメモリスロット上へ張り出すことがあります。メモリの高さが、クーラーの下に空いている隙間に収まる必要があります。ぶつかる場合は、背の低いメモリを選ぶか、ファンの位置を調整します。

クーラーの静音性

ファンサイズ

92mm、120mm、140mmなどがあり、大きなファンは同じ風量を低い回転数で得やすくなります。ただし、ヒートシンクやラジエーターとの対応とケース内の空間が優先条件です。

騒音

音はファン回転数、軸受、風の通り道、ポンプなどから発生します。最大冷却性能だけでなく、実際に使う負荷での騒音値や温度に合わせてファンの回転数を調整できるかも快適性を左右します。

付属クーラーとグリス

グリス付属の有無

クーラーにはグリスがチューブで付属する製品と、接触面へ塗布済みの製品があります。付属しない製品には別売りグリスが必要で、取り付け直す場合は古いグリスの清掃と塗り直しが必要です。

付属クーラーの冷却性能

付属クーラーは、付属対象CPUを標準設定で使うための出発点です。高負荷時の温度や音を抑えたい場合や、ブースト性能を長く維持したい場合は、対応する市販クーラーへの交換が有効です。

CPUクーラーを選んで、構成を作る

CPUへの対応と、ケースに収まる寸法を確認。

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参考資料
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