自作PCNAVI

パーツの選び方

OSの選び方

Linux上で動作するGNOMEデスクトップ環境の画面
OSはアプリとハードウェアの間をつなぎ、画面表示、ファイル管理、周辺機器の制御を担います。
この記事の目次

OSの役割

OSはCPU、メモリ、ストレージ、周辺機器を管理し、アプリが共通の方法でハードウェアを使えるようにする基本ソフトです。電源を入れた後の画面、ファイル操作、ネットワーク、セキュリティ更新もOSが担います。

WindowsとLinuxの違い

Windowsは市販ゲーム、制作ソフト、周辺機器の対応範囲が広く、一般的な自作PCの標準になりやすいOSです。Linuxはオープンソースで、開発、サーバー、学習用途に向きますが、ゲームのアンチチートや専用アプリ、機器付属ソフトが対応しない場合があります。

複数のアプリが開かれたLinux Mintのデスクトップ画面
同じPCでもOSによって使えるアプリ、ドライバー、操作方法が変わります。撮影・制作:Benjamintf1 CC BY-SA 4.0(画面内ソフトは各自由ライセンス) 記事レイアウトに合わせて白背景へ配置し、リサイズ、WebP変換
OSの大まかな違い
OS向いている用途主な条件
Windowsゲーム・普段使い・制作ライセンスと対応要件
Linux開発・サーバー・学習アプリと機器のLinux対応

Windows HomeとPro

一般家庭のゲームや普段使いにはHomeで必要な機能を満たしやすく、ProはBitLocker、リモートデスクトップのホスト、企業向け管理機能などを必要とする構成に向きます。エディションが違っても、同じゲームを動かす基本性能は変わりません。

CPU・TPM・Secure Boot

Windows 11には対応64ビットCPU、TPM 2.0、UEFI、Secure Boot対応などの要件があります。新しい自作PCではTPM機能がCPUやチップセットに組み込まれていることが多く、マザーボードのUEFI設定で有効化されます。非対応構成へのインストールはMicrosoftのサポート対象外です。

必要なストレージ容量

Windows 11の最小ストレージ要件は64GBですが、更新ファイル、復元領域、アプリ、作業データを含めると余裕が必要です。一般的な構成ではOS用SSDを500GB以上にすると管理しやすく、ゲームも同じSSDへ入れる場合は1TB以上が扱いやすい容量です。

ライセンスと再認証

Windowsの利用には有効なデジタルライセンスまたはプロダクトキーが必要です。ライセンスはエディションと機器に関連付けられ、マザーボード交換のような大きな構成変更では再認証が必要になる場合があります。Microsoftアカウントにデジタルライセンスを関連付けると、対象ライセンスの再認証に利用できます。

インストール用USBメモリ

OSのセットアップには起動可能なUSBメモリを使う方法が一般的です。ISOファイルをそのままコピーしただけでは起動用メディアにならず、MicrosoftやLinuxディストリビューションが案内する作成ツールで書き込みます。作成時はUSBメモリ内のデータが消去されます。

ドライバー対応

GPU、無線LAN、オーディオ、プリンターなどの機能にはOS対応ドライバーが必要です。新しいパーツでは古いOS向けドライバーが提供されない場合があり、Linuxではカーネルや配布版によって対応時期が異なります。使用する機器の対応OSが構成の条件になります。

更新期間とセキュリティ

OSは発売後もセキュリティ更新を受け続けますが、バージョンごとにサポート期間があります。サポートが終了したOSは新しい脆弱性への修正を受けられず、アプリやドライバーの対応も減ります。Linuxでは長期サポート版と短期間の通常版で更新期間が異なります。

用途別の目安

ゲームや市販ソフトを幅広く使うPCにはWindows、開発やサーバー学習にはLinuxが候補です。デュアルブートは両方を使える一方、ストレージ領域、暗号化、起動設定の管理が増えます。使うアプリと周辺機器が正式対応するOSが最も安定した選択です。

使うOSが決まったら

実際の構成でOSを選ぶ

使用するアプリと機器に対応し、必要なライセンス条件を満たすOSが候補になります。

OSから構成を作成する

参考資料

画像の出典とライセンス