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パーツの選び方

マザーボードの選び方

CPUソケット、メモリスロット、PCI Expressスロットを備えるATXマザーボード
ATXマザーボードの例。搭載できるCPUやメモリ、拡張カード、ストレージは基板上の規格で決まります。
この記事の目次

マザーボードの役割

マザーボードはCPU、メモリ、GPU、ストレージなどを接続し、各パーツへ電力と信号を届ける土台です。性能そのものを大幅に上げる部品ではありませんが、使えるパーツ、端子数、将来の増設範囲を決めます。

CPUソケット

CPUとマザーボードはソケット名が一致する必要があります。同じソケットでも全CPUが動くとは限らず、メーカーの対応CPU一覧にある型番と必要なBIOSバージョンまでが互換性の条件です。

マザーボード中央のCPUソケットと周囲のメモリスロット
CPUソケット周辺の例。ソケット名、対応CPU一覧、必要BIOSの3つがCPU互換性を決めます。撮影・制作:PantheraLeo1359531 CC BY 4.0 記事レイアウトに合わせてリサイズ、WebP変換

チップセット

チップセットは、使えるPCI Express、USB、SATA、オーバークロック機能などに関わります。上位ほど必ず快適になるわけではなく、必要な端子と拡張性を満たすクラスが適しています。

ATX・Micro-ATX・Mini-ITX

フォームファクターは基板の大きさです。大きいほどスロットや端子を多く載せやすく、小さいほどコンパクトなケースに収めやすくなります。

マザーボードサイズの違い
規格大きさの目安向いている構成
ATX305×244mm拡張カードやM.2を多く使う標準〜大型PC
Micro-ATX最大244×244mm必要な機能を絞った標準〜小型PC
Mini-ITX170×170mm拡張性より小ささを優先するPC

メモリ規格

マザーボードごとに対応するメモリはDDR4またはDDR5のどちらかです。両者は切り欠きや電気仕様が異なり、互いのスロットへ取り付けられません。製品仕様にある対応速度と最大容量が使用できる範囲です。

メモリスロット数

一般的なATXやMicro-ATXは4本、Mini-ITXは2本の製品が中心です。将来増設するなら空きスロットを残しますが、高速メモリは枚数が増えると設定速度を下げる必要がある場合もあります。

M.2スロット数

M.2スロットには、搭載できるSSDの枚数だけでなく、対応サイズ、PCIe世代、レーン数の違いがあります。一部のスロットはSATA端子やPCI Expressスロットと帯域を共有します。

SATA端子数

2.5インチSSD、HDD、光学ドライブを接続する台数分のSATA端子が必要です。M.2 SSDの使用によって特定のSATA端子が無効になる製品では、説明書に共有条件が記載されています。

PCI Expressスロット

GPU用のx16形状に加え、キャプチャーボードやサウンドカード用の空きも必要です。スロットの長さがx16でも実際の配線がx4の場合があり、複数機器を挿すとレーンを分け合うことがあります。

無線LAN・Bluetooth

Wi-Fi搭載モデルは無線LANとBluetoothをまとめて使えることが多く、アンテナも付属します。非搭載モデルへ後から追加する場合は、PCI ExpressスロットやM.2 Key E、内部USB端子に空きが必要です。

USB端子

背面USBは速度と個数が製品ごとに異なり、ケース前面端子には対応する内部USBヘッダーが必要です。前面USB Type-Cは専用ヘッダーを使う場合があり、ケース側とマザーボード側で同じ規格が求められます。

BIOSアップデート

新しいCPUを古い製造時期のマザーボードで使う場合、BIOS更新が必要になることがあります。CPUなしで更新できるBIOS Flashback系の機能があると、対応前BIOSでも準備しやすくなります。

電源回路

電源回路はCPUへ安定して電力を供給します。高消費電力CPUを長時間使う構成では、メーカーの対応条件、ヒートシンク、実負荷時の温度が重要です。フェーズ数だけでは電源回路の品質は決まりません。

ケースとの互換性

ケースの対応フォームファクターにマザーボードの規格が含まれている必要があります。固定用スペーサーの位置、背面端子、前面USB、ファン端子まで一致していると、組み立て時の不足を防げます。

マザーボードの見方がわかったら

実際の構成でマザーボードを選んでみる

選んだCPUやケースに合う候補を比較できます。必要な端子と拡張性も同じ画面で確認しましょう。

マザーボードから構成を作成する

参考資料

画像の出典とライセンス