自作PC NAVIパーツの選び方

パーツの選び方

マザーボードの選び方

最終更新 2026年10月3日

目次

CPUとの互換性

マザーボードの役割

マザーボードは、CPU・メモリ・GPU・SSDなどをつなぐ土台です。各パーツへ電力とデータを届け、連携して動けるようにします。性能そのものを大幅に上げる部品ではありませんが、使えるパーツ、端子数、将来の増設範囲を決めます。

マザーボード上のCPUと開いた保持金具、周囲の部品の接写
CPUとマザーボードの接続部分の実物例。写真は規格の説明用です。Photo: Athena Sandrini / Pexels License

CPUソケット

CPUとマザーボードはソケット名が一致する必要があります。同じソケットでも全CPUが動くとは限らず、メーカーの対応CPU一覧にある型番と必要なBIOSバージョンまでが互換性の条件です。

マザーボード中央のCPUソケットと周囲のメモリスロット
CPUソケット周辺の例。ソケット名、対応CPU一覧、必要BIOSの3つがCPU互換性を決めます。Photo: PantheraLeo1359531 / CC BY 4.0

BIOS・UEFIの役割と更新

BIOS/UEFIは、OSが起動する前にパーツを初期化し、動作設定を行う本体に組み込まれた設定プログラムです。新しいCPUの対応情報が更新で追加される場合があるため、ソケットが同じでも古いバージョンでは起動しないことがあります。

対応CPU一覧で必要バージョンを確認します。CPUなしで更新できる機能があるか、更新に対応済みCPUが必要かは製品によって違います。更新手順と使用するファイルは、その型番のメーカー案内に従います。

マザーボードのサイズ

ATX・Micro-ATX・Mini-ITX

ATX・Micro-ATX・Mini-ITXなどは、基板の大きさや取り付け位置の規格です。このサイズ規格を「フォームファクター」と呼びます。大きいほどスロットや端子を多く載せやすく、小さいほどコンパクトなケースに収めやすくなります。

ケースとの互換性

ケースが対応するサイズ規格に、使うマザーボードの規格が含まれている必要があります。基板を支えるねじ受けの位置、背面端子、前面USB、ファン端子まで一致していると、組み立て時の不足を防げます。

表は横にスクロールできます

基板サイズの違い
規格大きさ特徴
ATX305×244mm拡張性を確保しやすい
Micro-ATX最大244×244mm機能とサイズのバランス
Mini-ITX170×170mmコンパクトな構成向け

メモリの規格と容量

メモリ規格

マザーボードごとに対応するメモリはDDR4またはDDR5のどちらかです。両者は切り欠きや電気仕様が異なり、互いのスロットへ取り付けられません。製品仕様にある対応速度と最大容量が使用できる範囲です。

メモリスロット数

一般的なATXやMicro-ATXは4本、Mini-ITXは2本の製品が中心です。将来増設するなら空きスロットを残しますが、高速メモリは枚数が増えると設定速度を下げる必要がある場合もあります。

ストレージと拡張スロット

M.2スロット数

M.2スロットには、搭載できるSSDの枚数だけでなく、対応サイズ、PCIe世代、レーン数の違いがあります。一部のスロットはSATA端子やPCI Expressスロットと帯域を共有します。

SATA端子数

2.5インチSSD、HDD、光学ドライブを接続する台数分のSATA端子が必要です。M.2 SSDの使用によって特定のSATA端子が無効になる製品では、説明書に共有条件が記載されています。

PCI Expressとレーン数

PCI Expressは、GPUや拡張カードを接続する規格です。x1・x4・x16などはデータを運ぶレーン数を示し、規格の世代とレーン数の組み合わせで、一度にやり取りできるデータ量が決まります。

スロットがx16の長さでも、配線はx4という場合があります。別のスロットやM.2を使うとデータをやり取りする通り道を分け合う製品もあるため、説明書のスロット構成と共有条件を確認します。

チップセットの役割

チップセットは、USB・SATA・PCI Expressなどの接続や機能を支える部品です。チップセットの種類によって、追加できる機器や対応機能の範囲が変わります。

上位チップセットならCPUが必ず速くなるわけではありません。実際の端子数や共有条件はマザーボードの設計でも変わるため、必要なSSD・USB・拡張カードを使えるかで選びます。

接続端子・無線・電源回路

無線LAN・Bluetooth

Wi-Fi搭載モデルは無線LANとBluetoothをまとめて使えることが多く、アンテナも付属します。非搭載モデルへ後から追加する場合は、PCI ExpressスロットやM.2 Key E、内部USB端子に空きが必要です。

USB Type-Cと内部端子(ヘッダー)

USB Type-A/Type-Cは端子の形です。形が同じでも、転送速度・映像出力・給電機能は同じとは限りません。使う機器に必要な機能を製品仕様で確認します。

ケース前面のUSBを使うには、マザーボード上の対応する内部端子(ヘッダー)へ接続します。背面にType-Cがあっても、前面用ヘッダーがあるとは限りません。

電源回路

電源回路はCPUへ安定して電力を供給します。高消費電力CPUを長時間使う構成では、メーカーの対応条件、ヒートシンク、実負荷時の温度が重要です。電源回路の数(フェーズ数)だけでは品質は決まりません。

マザーボードを選んで、構成を作る

CPUやメモリとの対応も、まとめて確認。

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参考資料
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