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SSDの選び方

黒い基板にメモリチップを搭載したM.2 2280 NVMe SSD
M.2 2280 NVMe SSDの例。M.2は形状、NVMeは主にPCI Expressを使う通信規格を表します。
この記事の目次

SSDの役割

SSDはOS、アプリ、ゲーム、作業データを保存するストレージです。HDDより待ち時間が短く、PCの起動やアプリの読み込みを速くしやすいため、現在のPCでは主記憶装置として使います。

SATA SSDとM.2 SSD

2.5インチSATA SSDはケーブルで接続し、対応PCが多いのが特徴です。M.2 SSDは基板へ直接取り付けて配線を減らせますが、M.2という形だけではSATA接続かPCI Express接続か判断できません。

SATAデータ端子と電源端子を備えた2.5インチSSD
2.5インチSATA SSDの例。使用にはマザーボードのSATA端子と電源ユニットのSATA電源が必要です。撮影・制作:© Raimond Spekking / CC BY-SA 4.0 (via Wikimedia Commons) CC BY-SA 4.0 記事レイアウトに合わせてリサイズ、WebP変換

NVMeとは何か

NVMeはフラッシュストレージ向けの通信規格で、一般的な自作PCではPCI Express接続のSSDに使われます。M.2のほかにも形状があるため、NVMeとM.2は同じ意味ではありません。

PCIe Gen3・Gen4・Gen5

世代が新しいほど理論上の帯域は増えますが、普段の操作やゲームでは最大連続速度どおりの差が出るとは限りません。Gen5 SSDは発熱と価格も上がりやすく、用途と実測結果に見合う場合に効果を発揮します。

容量の目安

OSと基本アプリだけなら500GBから選べますが、ゲームも入れるなら1TB以上が扱いやすい目安です。動画や制作データの保存には、2TB以上または別のSSD・HDDとの併用が適しています。

SSD容量を決める目安
容量使い方注意点
500GBOS・基本アプリ中心大型ゲームを複数入れると余裕が少ない
1TB一般的なゲームPC複数の大型ゲームを入れると空きが減りやすい
2TB以上多数のゲーム・動画・制作バックアップ先は別に用意する

読み書き速度

連続読み書きは大きなファイルの転送性能、ランダム性能は細かなデータを扱う反応の目安です。実際の使いやすさには、最大値だけでなく、長時間書き込み後の速度や実アプリでの処理時間も影響します。

OS用とゲーム用

1台のSSDをOSとゲームで共有しても問題ありません。管理や再インストールを分けたい場合、容量を増やしたい場合に2台構成が便利ですが、ゲーム専用だから最上位SSDが必要とは限りません。

TLC・QLC

TLCとQLCは、NANDフラッシュへ保存する情報量の違いです。QLCは大容量を手頃にしやすい一方、製品によってはキャッシュ外の長時間書き込み速度や書き換え耐久性でTLCと差が出ます。

DRAMの有無

DRAMはSSD内部の管理情報へ素早くアクセスするために使われます。DRAM非搭載でもHMBを利用して十分な性能を出すNVMe SSDがあり、搭載有無だけでは性能は決まりません。用途別の実測と保証も製品差を表します。

発熱とヒートシンク

高性能なNVMe SSDは連続負荷で温度が上がり、保護のため速度を下げる場合があります。マザーボード付属ヒートシンク、SSD側ヒートシンクとの重複、ケース内の風の流れが冷却性能を左右します。

M.2のサイズ

M.2 2280は幅22mm・長さ80mmを表し、デスクトップ向けで広く使われます。2230や2242など長さが違う製品もあり、スロットの固定位置が対応するサイズだけを取り付けられます。

マザーボードの空きスロット

M.2スロットには、空き数だけでなく、対応するPCIe世代、レーン数、SATA M.2対応の有無に違いがあります。CPUによって一部スロットが使えないマザーボードもあります。

SATAポートとの排他利用

M.2スロットとSATA端子が同じ帯域を共有し、片方を使うともう片方が無効になる場合があります。複数のSSDやHDDを使う構成では、マザーボードの排他表に使用できる組み合わせが示されています。

SSDの見方がわかったら

実際の構成でSSDを選んでみる

必要な容量を決め、マザーボードの空きスロットに合うSSDを比較しましょう。

SSDから構成を作成する

参考資料

画像の出典とライセンス