HDDの用途
HDDは写真、動画、録画、バックアップなど大容量データの保存に向きます。OSや頻繁に使うアプリはSSD、容量を重視するデータはHDDと役割を分けると使いやすくなります。
SSDとの違い
HDDは磁気ディスクを回転させて読み書きするため、SSDより待ち時間が長く、動作音や振動があります。一方、同じ予算で大容量を確保しやすく、保管用ストレージに適しています。
容量の目安
写真や書類の保管は2〜4TB、動画や録画を多く保存するなら6〜8TB以上が候補です。現在の使用量に、今後増える分と整理用の空きを加えた容量が目安になります。
3.5インチと2.5インチ
デスクトップ向けHDDは大容量を選びやすい3.5インチが中心です。2.5インチは小型で、ケースの対応ベイ、製品の厚さ、必要容量が合う構成に適しています。
回転数
回転数は5400rpmや7200rpmなどで示され、一般に高いほど読み書き性能を上げやすい一方、消費電力、音、振動も増えやすくなります。保存中心の用途では、速度より静音性とのバランスが重要です。
キャッシュ
キャッシュは一時的にデータを置いて読み書きを調整するメモリです。容量が大きいだけでHDD全体が速くなるとは限らず、回転数、記録方式、実測性能との組み合わせで差が出ます。
データ保存用としての使い方
HDDは大切なデータの保存先に使えますが、1台だけではバックアップになりません。故障や誤削除への備えには、別のHDD、NAS、クラウドなどに保存した複製が必要です。
ケースのドライブベイ
HDDの設置には、ケース内の3.5インチまたは2.5インチベイと、GPU、電源、前面ラジエーターに干渉しない空間が必要です。防振ゴムやトレイが付くケースは振動音を抑えやすくなります。
SATA端子と電源ケーブル
HDD1台につき、マザーボードへつなぐSATAデータケーブルと、電源ユニットからのSATA電源が必要です。接続できる台数はマザーボードの空き端子と電源側のコネクタ数で決まります。

NAS用HDDとの違い
NAS用HDDは、常時稼働や複数台運用、振動のある環境を想定したファームウェアや仕様を持つ製品です。PCの単純な保存用には必須ではなく、NASやRAIDでは機器の対応表に掲載されたモデルが適しています。
HDDの見方がわかったら
実際の構成でHDDを選んでみる
保存するデータ量を決め、ケースのベイと接続端子に合うHDDを比較しましょう。
HDDから構成を作成する参考資料
画像の出典とライセンス
- 3.5インチHDDの例。大容量データの保存に向き、ケースのベイと接続ケーブルを必要とします。撮影・制作:TheDragonFire300 / CC BY 4.0 / 余白を白に整え、記事レイアウトに合わせてリサイズ、WebP変換
- SATAドライブの端子。幅の狭い端子へSATAデータケーブル、広い端子へSATA電源ケーブルを接続します。撮影・制作:Dsimic / CC BY-SA 3.0 / 記事レイアウトに合わせてリサイズ、WebP変換
